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婚約指輪の金額は給料の何ヶ月分?選ぶ際のポイントは?

2022-12-02



プロポーズを考える男性の一世一代の買い物とも言える婚約指輪。ドラマや映画では、よく給料3ヶ月分の指輪というフレーズを耳にすることが多いと思います。


実際に給料三ヶ月分となると高価なものになるので、その後結婚指輪や結婚式などにお金がかかることを考えると、お財布との相談になることでしょう。


今回は給料3ヶ月分と言われるようになった由来から、実際の相場、指輪選びのポイントなど、読み終わる頃には立派なプロポーズ男子となれるようにご紹介します。


「婚約指輪の金額は給料の3ケ月分」の由来について


誰もが知っているプロポーズのフレーズの代表である給料3ヶ月分の婚約指輪 。この給料3ヶ月分という具体的な数字は、日本の婚約指輪の歴史が大きく関係しています。日本における婚約指輪の歴史はまだ浅く、結納品の一つとして、1960年代頃から贈られるようになりました。


1970年代に入り、戦後で高度経済成長を経た日本に婚約指輪の文化を強く定着させようと、ダイヤモンドで知られる宝石会社が流した 広告のキャッチコピーとして用いられていたことが発端となります。


このキャッチコピーは日本国内で大ヒットしたことで瞬く間に広まり、今も知られる常識のようになりました。しかし、当時と現代では、物価から経済情勢も異なっていることもあり、なかなかキャッチコピー通りとはいかないものです。


最近の婚約指輪の相場は給料の何ヶ月分?



現代の婚約指輪にかける費用の相場は、年代によって細かな違いはありますが、


2021年ゼクシィトレンド調査によると、20代は~40万円、30代で~45万円が平均値、どちらの年代も35~40万円がボリュームゾーンというデータがあります。


給料3ヶ月分のフレーズに縛られる必要はなく、無理のない予算の範囲内でパートナーへの想いを込めて選ぶのが良いでしょう。


また、探し方などの工夫次第では、相場よりも安価で高品質な婚約指輪を購入することもできます。


婚約指輪を選ぶ際のポイント



予算を決め、いざ婚約指輪を選ぶタイミングになったとき、どのような指輪を選べば良いのか。


基本的にはジュエリーショップの店員に聞きつつ選ぶのがおすすめとなりますが、あらかじめ知識を持っておいても損はありません。指輪選びのポイントをいくつか挙げます。


ダイヤモンドの4C


ダイヤモンドには4Cという国際 基準があります。


Carat(カラット=重さ)・Cut(カット )・Color(カラー=色)・Clarity(クラリティ=透明度)の4つの要素の頭文字を取り4Cとされ、ダイヤモンドの品質と価値の決定に大きく貢献します。


4Cそれぞれの評価基準は、希少性と美しさ。大まかに説明すると、カラットが高いものは元々の原石の時点で大ぶりである、カラーが高いものは無色透明に限りなく近い(多数のダイヤモンドは黄色がかっている)、クラリティが高いものは石に内包されている傷や不純物がもとから少ない、カットが高いものは職人の高度な技術がそれぞれ満たされていることが条件となっています。


ここで、一般人でもひと目見てわかりやすいのは、カラットとカットです。


石の大きさ(重量)と輝き具合は、見ただけでもわかりやすい点で、ダイヤモンドの美しさにダイレクトに関わっているところになります。


しかし、カラーとクラリティは、高品質なものに近づけば近づくほど違いはわかりにくいものです。


ダイヤモンドを選ぶ際は、2C+2Cという考え方がおすすめとなります。


前者のカラット+カットが、一般人でもわかりやすい2C、後者のカラー+クラリティが専門家でも難しい2Cを意味します。


カラットとカットの2Cに重点を置いて、ダイヤモンドを探してみるのも一つです。


ただし、グレードの高いダイヤモンドは確かに希少価値こそありますが、最高グレードでなければ品質が悪いというわけではありません。


選ぶタイミング


婚約指輪を買うタイミングですが、プロポーズをしたいと考えたらその場ですぐ買いに行くのがもちろんベストですが、挙式や結納など、それぞれカップルに適したタイミングがあります。


特に彼女の指のサイズまでを計算に入れて選ぶ場合、在庫があるか、仕上がりの納期なども考慮する必要があり、思い立ったらすぐに手元に用意できるかと言われれば難しいものです。


大きさから全て、フルオーダーの場合は、注文からだいたい納品までに2~3ヶ月。結納や結婚式に合わせる場合はその一ヶ月前には手元にあるように用意すれば、慌てる心配はありません。


近年はオンラインでも完結でき、サプライズを考えるとバレにくいこともありネットショッピングで済ませてしまいたいと考えがちですが、なるべく実店舗で選ぶのをおすすめします。実店舗の方がミスマッチを防ぐことができ、直に店員にアドバイスを仰ぐことができるので、婚約指輪選びを失敗しづらくなります。


パートナーと一緒に選ぶのはアリ?


婚約指輪はパートナーに渡すものであり、常に身につけるものだから、どうせなら自分好みのデザインを一緒に選びたいと考える女性も少なくありません。


近年そういった事情で、プロポーズは指輪なしで、後日二人でぴったりな婚約指輪を選ぶというカップルも増えてきているので、あらかじめ指輪を用意していなくても何も問題はありません。


また、購入後にサイズやデザインの変更が可能なプロポーズ専用リングや、ダイヤモンドのみでプロポーズをし、後日パートナーの好きなデザインのリングにセットする方法など、良いとこどりのプロポーズ方法も沢山出てきているので、自分たちのとって最適な婚約指輪選びを、ぜひショップの店員さんに相談してみてください。 


男性側としては、サプライズでプロポーズをしたいという気持ちも当然わかりますが、これは日頃からパートナーが自分で婚約指輪を選びたがっているかどうかもさりげないリサーチしておくと、二人の思い出がより素敵なものになります。


婚約指輪の渡し方



婚約指輪を渡すシチュエーションは、それぞれのカップルによって向き不向きもありますので、日頃の二人の関係性やパートナーの趣味嗜好に合わせて慎重に考えましょう。


一般的には普段行かないような高級レストランやホテルといった、スタッフに相談しやすく協力者を得やすい、非日常を演出できる場所がおすすめです。サプライズを演出しやすいことからプロポーズのムードを作りやすく、婚約指輪を渡しやすいです。


実際に渡すタイミングですが、焦りは禁物です。


婚約指輪を渡そうと考えれば考えるほど、緊張して少々ぎこちなくなってしまい、早く渡して心を落ち着けたいと考えてしまいがち。二人の大切な記念日やクリスマスなどの季節のイベントといったタイミングまで計画的にじっくり待つのもよし。あえて何もない日を選ぶことで、そこを新しい二人の記念日とするのもよしです。


パートナーへの渡し方は、巷ではアボガドをくり抜いて中に仕込むやペットに持って来るように仕込むといった特殊な渡し方も話題になっていますが、困ったら奇をてらうよりもシンプルに渡すことをおすすめします。


箱をパカッと開けて、その中に指輪が入っているというシチュエーションは、女性の永遠のあこがれとも言われています。心がこもっていれば、特別な渡し方をしなくてもパートナーに愛情は伝わるものです。


普通に渡すのも少し味気がないと感じるのなら、花束や手紙と一緒に渡すのも良いでしょう。


また、フラッシュモブという方法も巷では話題となっていますが、こちらは大勢の人前でのプロポーズとなるため、日頃からパートナーの意向を知っておかなければ失敗する可能性も。実行には注意が必要です。


素敵な婚約指輪を見つけるために



素敵な婚約指輪は、何も給料3ヶ月分であることが全てではありません。


二人の大切な出発点となるように、お互いが納得のいく方法・デザインの婚約指輪を選んで、無理せず自分たちに合ったぴったりな方法で、最高のプロポーズにしましょう。